
司法を通じて社会課題の解決を目指す「公共訴訟」について初めて包括的に紹介した入門書『はじめての公共訴訟 社会を動かす、私たちのツール』(集英社新書)が5月15日、集英社から発売されます。
日本初の公共訴訟支援に特化した専門家集団として立ち上がったLEDGEの創設メンバーが共著し、「公共訴訟とは何か」という基本から、実際に社会を動かしてきた事例、公共訴訟の意義・歴史・課題から未来や、自分自身が関わるための具体的なステップまでを幅広く解説。
「制度を変えたい」「理不尽を見過ごしたくない」と感じたとき、市民一人ひとりがどのように法を使い、社会を動かしていけるのか。「社会を変えたい」と願うすべての人に開かれた一冊となっています。
◼️書籍内容紹介
社会の中で「おかしい」と感じたとき、不条理な壁に突き当たったとき、私たちは何ができるのか。差別、労働、環境問題、ジェンダー、社会保障——さまざまな課題に対し、裁判という方法で社会のあり方を問い直し、変革を働きかけるのが「公共訴訟」である。
本書は、実際の事例や当事者の物語を手がかりに、その歴史と役割を解説。公共訴訟はどのような戦略、連帯によって社会を変えてきたのか。裁判を「社会を動かすツール」としてとらえ、個人の声が制度や社会を変えていくプロセスと、その可能性を示す入門書。
<目次より>
第1章 声をあげる人々、その物語 ──公共訴訟を知る
第2章 公共訴訟は社会をどう変えるか
第3章 公共訴訟の誕生と歴史
第4章 データで見る公共訴訟
第5章 なぜ数が少なく、勝ちにくいのか ──公共訴訟の抱えるハードル
第6章 新たな動きが生み出す、新しい連帯
第7章 公共訴訟の未来
<「はじめに」より>
この本を読み終えた読者の方々が、より鮮明に公共訴訟というものを理解し、また公共訴訟をより身近なものと感じられるようになることを目指してこの書は書かれた。公共訴訟をより身近に感じる人が増えれば、それに支援・参画する人も増えるだろう。この社会を変える手段の広まりによって、それを使って声をあげてみようとする人も広がっていくだろう。よりマシな社会をあきらめない人たちの存在こそが、私たちの希望だ。この本がそうした人たちに少しでも役立つことができれば、これ以上嬉しいことはない。ーー谷口太規
◼️著者プロフィール(五十音順)
井桁大介|LEDGE事務局長、弁護士
公共訴訟を専門分野として位置付け、これまでに25件ほどの公共訴訟にかかわる。認定NPO法人CALL4創設メンバーの一人。LEDGEの事務局を担当。共著に『スノーデン日本への警告』『スノーデン監視大国日本を語る』(集英社新書)。
亀石倫子|LEDGE代表、弁護士
刑事事件を中心に経験を積み、タトゥー裁判、GPS捜査の違法判決、「クラブ風営法違反事件」といった著名な事件で無罪を勝ち取る。2023年から一般社団法人LEDGEの代表理事として、公共訴訟の普及や支援に従事。共著に『刑事弁護人』(講談社現代新書)。
谷口太規|LEDGEエグゼクティブディレクター、弁護士
司法アクセスの改善をライフワークとする。外国人事件や貧困支援、コミュニティづくりなどに取り組みながら、公共訴訟や刑事事件のエキスパートとしても活動。CALL4の創設者兼共同代表理事であり、LEDGEではエグゼクティブディレクターを務める。
丸山央里絵|LEDGEクリエイティブディレクター/キャンペーナー
情報誌の編集長を経て2018年に独立し、CALL4にメンバーとして参加、2023年からは共同代表理事を務める。LEDGEには設立から参画し、クリエイティブディレクションを担当するほか、各訴訟のキャンペーンを手掛ける。
◼️書籍情報
- タイトル:集英社新書『はじめての公共訴訟 社会を動かす、私たちのツール』
- 著者:井桁大介、亀石倫子、谷口太規、丸山央里絵
- 発売日:2026年5月15日(金)
- 電子版発売日:2026年5月22日(金)
- 定価:1012円(本体920円+税)
- 仕様:新書判、224ページ
- ISBN:978-4-08-721410-9
- 出版社:集英社



