
自分らしく生きるために不妊手術を受けたいと願う5人の原告が、その選択肢を奪っている母体保護法の規定をめぐって国を訴えた「わたしの体は母体じゃない」訴訟の判決が、3月17日(火)13:25から、東京地方裁判所803号法廷で言い渡されます。
2024年2月の提訴から2年。原告と弁護団は、医療目的等以外の不妊手術を原則として禁止し、施術を受けられる場合の要件として、すでに子どもを数人出産していることや配偶者の同意などを求める母体保護法の規定は、憲法に違反していると訴えてきました。
SRHR(性と生殖に関する健康と権利)をめぐる社会課題が広く注目を集めるなか、今回の判決は性と生殖における個人の自己決定と、一人ひとりの尊厳を司法がどこまで認めるかが問われる瞬間となります。
私たちの訴訟が歴史の一歩を後押しできるかどうか、この瞬間をともに見届けてください。みなさまの傍聴・ご参加を心よりお待ちしています。
3月17日(火) 判決当日の予定
◼️入廷行動:13:00ごろ|東京地裁正門前
判決言い渡しに向けて、原告と弁護団が東京地裁に入ります。傍聴者・支援者の方々は、ぜひ沿道からお見守りください。
◼️判決言渡し:13:25から|東京地裁 803号法廷
803号法廷で判決が言い渡されます。手荷物検査を受けて入場し、開廷時刻までに法廷でご着席ください。
◼️旗出し:14:00ごろ|東京地裁正門前
判決内容の受け止めについて、原告と弁護団が横断幕などで発表します。報道陣による取材なども予定しています。
◼️判決報告会:18:30から|LEDGEのYouTubeでオンライン配信
当日夜のオンライン報告会では、弁護団が判決の内容を解説し、原告とともに受け止めやこれまでの訴訟の歩みを振り返ります。ぜひYouTubeでライブ配信開始の「通知を受け取る」を設定し、ご参加ください。
弁護団よりメッセージ
「わたしの体はわたしのもの」。このシンプルで、しかし日本では十分に守られてこなかった“当たり前”を、司法の場で確認するために、私たちはこの裁判を提起しました。
不妊手術を受けるという極めて個人的な選択に、母体保護法によって、配偶者の同意や子が数人いることなどの要件が課されている現状は、個人の自己決定や尊厳を否定し、女性を「子を産むための存在」として、国家の管理のもとに位置づけてきた歴史の延長線上にあります。
本来、「産むか産まないか」は、誰かに許可されるものではなく、個人が自らの意思で決めるべき問題です。この裁判は、不妊手術を望む原告の方々の切実な声を通して、日本社会におけるSRHR(性と生殖に関する健康と権利)の現在地を問い直すものでもあります。
3月17日の判決は、単に一つの法律の合憲性を判断するにとどまらず、裁判所が個人の尊厳と自己決定権をどこまで認めるのかを示す重要な機会になります。ぜひ法廷で、この歴史的な瞬間をともに見届けてください。
——「わたしの体は母体じゃない」訴訟弁護団長 亀石倫子
判決直前!応援イベント「わたしの体は母体じゃない。司法で変えるSRHRの未来」

判決を前に、一般社団法人LEDGEと、#なんでないのプロジェクト、Tネットの3団体主催で、判決直前!応援イベント「わたしの体は母体じゃない。司法で変えるSRHRの未来」を、3月13日(金)19:00〜20:30に開催します。
「わたしの体は母体じゃない」訴訟について

生殖能力に違和感を覚えたり、子どもをもたない生き方を確信をもって選択した原告らにとって、不妊手術は自分が自分らしく生きるために不可欠な手段です。
しかし、母体保護法は医療目的等以外の不妊手術を原則として禁止し、施術する場合にも子を既に出産していることや配偶者の同意を必要としています。
これらの規定が、生殖に関する自己決定権を侵害し、憲法違反であることを訴え、現在のルールを変えたいと考えています。



